無添加生活のデメリット【管理栄養士監修】15年目で感じること

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ここ数年で急激に健康への関心が高まり、「無添加生活」という言葉もさらに注目され、SNSやメディアでも頻繁に目にするようになってきました。

化学調味料や保存料などの添加物を含まない食品を積極的に選ぶことで、健康へのメリットが期待できるという考え方が広まっています。

しかし、無添加生活は本当に良いことばかりなのでしょうか?

実は、「無添加」という表示の裏側には、知っておくべきデメリットも存在します。この記事では、無添加生活のデメリットを詳しく解説しています。

大切なのは、自分に合ったライフスタイルを見つけること。

無添加生活を始める前に、メリットとデメリットをしっかりと理解し、自分に合ったライフスタイルを見つけましょう。

無添加生活のデメリットとは?

1,コストが高くなる

  • そもそも原料が高価
  • 賞味期限が短めなので少量にしている

例えば、無添加の調味料は化学調味料を使用せず、天然の素材で作られています。天然の素材は化学調味料よりも希少価値が高く、高価なものが多いのです。

また、無添加の加工食品は保存料を使用していないため、賞味期限が短くなります。賞味期限が短い食品は廃棄ロスが発生しやすいリスクもありますよね。

そのため容量を少なくしたり、販売価格に反映されることがあります。

無添加生活を続けるためには、そうではない場合に比べて費用がかかることも念頭においておきましょう。

しかし、厳選することで色々な調味料や洗剤を揃える必要がなくなります。その分の費用がかからなくなるので体感としてはかかる費用は無添加生活をする前後ではさほど変わりません。

私個人の感想ですが、無添加生活を始めるようになってから、食品ロスにも気をつけるようになり、使い切れずに捨ててしまうこともなくなりました。

1つ1つの価格は高くなりますが、全体的な支出は変わらないという印象です。

調味料は基本のさしすせそ、洗剤やスキンケアもたくさんの種類を揃えることもなくなったので気せずしてシンプルですっきりした暮らしになってきています。

<お客様の声>
TOCCOの無添加スキンケアを使い始めてから
家族みんなで使えるから色々揃える必要もなくなり
ストック管理も楽になりました。


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2,選択肢が少ない

無添加食品や無添加製品は、一般の商品と比べて種類が圧倒的に少ないのが現状です。無添加の商品が増えてきやとはいえ、まだまだ生活に根付いていると言えるには程遠いですよね。

特に、外食やコンビニで無添加食品を見つけるのは難しいと思っておきましょう。

例えば、スーパーに行けば、様々な種類の調味料や加工食品が並んでいます。しかし、その多くは添加物を使用しています。

スーパーの商品の裏側の表示を1つ1つ、チェックしていくのは至難の業です。

私は無添加の調味料や加工食品は、オーガニック食材店自然食品店などの専門店に行っています。手間も時間もかからず、一般的なスーパーで取り扱っていない商品にも出会えるからです。

近所に店舗がない場合はネットショップも活用しましょう。

また、外食やコンビニで食事をする場合は、無添加の選択肢はさらに限られます。無添加のメニューを提供しているお店も少ないので、事前に情報収集しておきましょう。

私は子供向けのメニューが多い店舗は添加物にも気を配っているお店が多いので、子供が育った今でも外食先を探すときは「子供 ハンバーグ 地名」「子供も食べられる 和食 地名」などで検索してお店を探しています。

3,栄養バランスが崩れる可能性がある

無添加食品だからといって、必ずしも栄養バランスが良いとは限りません。

無添加食品は無添加で作られている食品であって、「=栄養バランスのいい食品ではない」からです。

例えば、無添加のハムやソーセージは、保存料を使用していないため、塩分が多めに使用されていることも。塩分の摂り過ぎは、高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。

また、無添加のパンは、糖質が多く含まれていることがあるんです。糖質の摂り過ぎは、肥満や糖尿病の原因となります。

無添加食品だと過信せず、頼りすぎずに自分で栄養バランスを考えながら摂取する癖をつけましょう。

4,味気なく感じる

無添加食品は添加物を使っていないため、一般の食品と比べて味が薄いと感じる場合があります。

それは添加物でうま味を人工的に足している食品が多く存在するから。

アミノ酸などの化学調味料は通称「うま味調味料」と呼ばれています。その名の通り、「うま味」を足す調味料なんです。

うま味調味料は市販のお菓子、お弁当、レトルト食品、あらゆる食品に使われています。

うま味調味料に舌が慣れてしまっている場合、最初の頃は「味が薄い」「なにか物足りない」と思う人も多くいます。

また、無添加の加工食品は、保存料や着色料を使用していないため、色や香りが地味に感じるかもしれません。

無添加生活を続けるためには、味覚に慣れる必要があります。最初は物足りなく感じるかもしれませんが、徐々に慣れてきます。

私も無添加生活を始めたばかりのとき、味が薄い!と塩を足したくなっていました。それと同時に「これが薄く感じるくらい、今までたくさんの添加物を取ってきたのか」とびっくりした記憶があります。

慣れてしまえば、シンプルな味付でも素材の味をしっかり感じることができるように。逆にたまに市販のお菓子などを食べる味が濃くてびっくりすることがあります。

お子さんの食育をきっかけに無添加生活を始められる方も多いというのも納得ですよね。

無添加表示の落とし穴

無添加の商品が増えてきたのは私達消費者に嬉しいことなのですが、実は無添加を謳った食品も増えています。

すべての「無添加」表示が信用できるわけではないということも念頭においておきましょう。

中には、一部の添加物のみ無添加である食品や、添加物の定義を巧みにすり抜けている食品もあります。

「無添加」と書かれているからといって盲信せず、 無添加を表示されているの製品を購入する際は原材料表示をしっかりと確認することが重要です。

添加物が使用されていないかどうかだけでなく、どのような原材料が使われているのかも確認しましょう。

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無添加生活のメリット

無添加生活には、デメリットだけでなく、メリットもたくさんあります。

健康へのメリット

添加物は、発がん性やアレルギーなどの健康被害を引き起こす可能性があります。無添加生活は、こうした健康被害のリスクを減らす効果が期待できます。

味覚の向上

添加物に頼らず、食材本来の味を楽しむことができます。

食材の味そのものを楽しむことが出来るので私は料理をするのも楽しくなりました。

食への意識

無添加食品を選ぶことで、食の安全や環境について考えるきっかけになります。

無添加生活は、必ずしも完璧である必要はありません。無理せず続けられる範囲で、自分に合った方法を見つけましょう。

まとめ

無添加生活は、メリットとデメリットがあります。メリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解した上で、自分に合った選択をすることが大切です。

正しい知識を身につけ、自分のペースで無添加生活を楽しんでくださいね。

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