日頃から化粧水・美容液で念入りにスキンケアを行っているのに、年齢以上にしわ・しみ・たるみが気になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。老化には加齢だけでなく「光老化」と呼ばれる老化もあるため、光老化の原因だけではなく対策も解説します。
光老化とは？
初めに、「光老化」とはどのような意味なのでしょうか。
光老化は、日光を長年浴び続けることによってひき起こされる肌のしみ、しわ、たるみなどの皮膚の変化のことです。
※引用元：持田ヘルスケア株式会社
そもそも肌の老化と聞いたときに、年齢による老化（＝加齢）、紫外線による老化（＝光老化）の2種類があることはご存じでしょうか。若々しくみられたいということでアンチエイジング、エイジングケアなどが注目されていますが、実は本当に肌の老化を食い止めたい場合、正しい紫外線対策も行わないと肌の老化を食い止めることはできないです。
また、肌の老化は「年齢が2割」「紫外線が8割」を占めると言われているため、肌自体を若々しく保つことよりも紫外線対策を意識したほうが肌の老化を食い止める観点では正しいアプローチと言えます。
光老化をほっとくと…
下の画像を見てみてください。
世界でもっとも権威ある週刊総合医学雑誌の1つである（The New England Journal of Medicine）に掲載された写真ですが、男性から向かって左側の肌が右側と比べ物にならないほど「しわ」ができています。
この男性はトラックドライバーとして長年働いてきたのですが、運転中常に顔の左側のみ紫外線に当たっていたため、写真のように顔の左側だけ急速に光老化が進行してしまったのです。
光老化の対策方法
光老化は「皮膚に当たる紫外線の強さ」「皮膚が紫外線に当たっている長さ」で進行スピードが決まるため、正しい紫外線対策を行うことで光老化の進行を遅らせて若々しい肌を保つことができます。
日焼け止めを使う
このページにたどり着いたみなさんであればすでに対策していると言われてしまいそうですが、例えば、日焼け止めは紫外線が厳しくなる3月以降に多く販売されますが、下の気象庁から出ているデータを元に作成した画像からもわかる通り、紫外線は一年中降り注いでいます。
夏以外も顔だけは日焼け止めを使用するすると、紫外線対策ができて光老化の進行を遅らせることができます。
また、光老化から少し話は逸れてしまいますが、よく「SPF50」や「世界最高数値」などの言葉を耳にすると思います。実は、これは「焼けない白い肌作り」のためどころか、肌荒れの原因になります。
上のグラフからもわかる通り、「SPF50」はマリンスポーツを行う人に推奨されているため、日常生活で「SPF50」の日焼け止めを使用するのは対策ではなく肌荒れを加速させてしまうのでご注意ください。
栄養素の補給
アセロラやレモンに含まれる「ビタミンC」はシミの原因となるメラニンの生成を抑える効果が期待、トマトや人参など赤い野菜に含まれる「リコピン」は高い抗酸化作用があり紫外線対策におすすめされていますが、中々体内に吸収されずこまめに体内に取り込まないといけないのが難点です。
日々の食生活でこれらの栄養素の補給が難しい場合は、サプリメントを活用するのも良い方法です。
良質な睡眠習慣
光老化・紫外線にはあまり関係がないと思われるかもしれないですが、睡眠を意識するのは非常に重要です。
古い皮膚が剥がれ落ちて新しい皮膚に生まれ変わることを「ターンオーバー」と呼びれ、年齢を重ねるごとにターンオーバーの周期が遅くなり肌トラブルが起きやすくなると言われています。
ターンオーバーの周期は20代の健康な方であれば約28日ですが、年齢を重ねると新陳代謝が下がり、30～40代になると約45日の日数が必要です。年齢を重ねることでターンオーバーの周期が遅くなるので、シミ・シワなどの肌トラブルが発生しやすくなります。
※出典：かすがい皮膚科
ターンオーバーの周期の遅れの原因としてよく年齢が挙げられますが、実は睡眠不足も原因の1つではと言われています。
まとめ
紫外線による老化＝光老化の真実に驚いた方もいると思いますが、紫外線を受けないために外出しないなどはできないので、
- 1年を通して紫外線対策を行う
- 紫外線対策に効果の期待される栄養素をとる
- ターンオーバーの周期が遅れないよう睡眠時間を確保する
上記の対策から1つずつでも日々の生活に取り入れることで、光老化の進行を遅らせて若々しいお肌を保つ頃ができます。
夏以外でも1年中日焼け止めを使っていただけるようSPF30、PA ++で肌荒れを防ぎ、利便性をとことん追求したUVクリームも販売しています。ご興味がございましたらぜひ商品を見ていただけますと嬉しいです。
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