間違いだらけの日焼け止め

UVケア

こんにちは平山愛子です。

今日は美肌やエイジングケアのために絶対に知っていただきたい「日焼け止め」の間違った考え方や選び方、使い方について知っていただきたい、そう考えて記事を書きたいと思います。

特にエイジングケア世代の方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。

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老化は「年齢が2割」「紫外線が8割」

老けたくないと、お高い美容液を買ったり、沢山のアイテムでケアをするという話をよく聞きます。意識も高く、とても素敵なことだと思います。ただ、忘れて欲しくないのは、老化に与える影響は、年齢よりも「紫外線」の方がずっと大きいということ。

下の画像を見てみてください。欧州皮膚科学会誌(Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology)に掲載された「皮膚がんと老化に関する論文」に掲載された写真です▼

顔に比べて、圧倒的に首にシワやシミが多いのが分かりますか?

論文によると、40年間、顔にだけ日焼け止めを使用し、首には使用していない92歳の女性の顔と首の皮膚に大きな差が見られたそうです。日焼け止めを塗らないということは、これだけ老けるということです。

次に間違った日焼け止めの使い方について書いていきます。

紫外線は一年中、降り注いている

日焼け止めは紫外線が厳しくなる3月以降に多く販売されますが、紫外線は一年中降り注いでいます。

下の気象庁から出ているデータを参考にして作成した画像です▼

特にUVが必要と言われている機関だけでなく、注目して欲しいのは1月や2月、そして11月以降も紫外線自体は降り注いでいるということ。

老化の原因が一年中降り注ぐのに、日焼け止めを5月〜9月しか使わないというのは、「エイジングケアにおいてはあり得ない」そう考えて頂いた方が良いでしょう。

同じくして、紫外線は

・曇りの日も雨の日も少なからず降り注ぐ

・紫外線は窓からも侵入してくる

そう考えると、1番は朝洗顔をして、保湿をしたら「すぐに日焼け止め」これが1番若々しさを保つスキンケアだと言えます。年間通して、日焼け止めを塗らない日をなくすことが、美肌の近道になります。

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どの程度のSPFやPAの数値が良いか?

これも間違っている方が多いので、ぜひ知っていただきたい日焼け止め選びのPOINTです。

よく「SPF50」「世界最高数値」などの言葉を耳にします。毎日使うような、お化粧下地やファンデーションも同様に「SPF50」だったりします。

これが、実は「焼けない白い肌作り」のためどころか、肌荒れの原因になります。

下のグラフをご覧ください▼

こちらは日本化粧品工業会(※)で出されているデータをもとに作成したグラフです。グラフを見てもわかるように、生活シーンによって適したSPFがあります。

SPFの強さでいうと、日常生活に適しているSPFは「10〜20程度」。

SPF「40〜50」必要なのは、炎天下でのレジャーやマリンスポーツの時だけです。それなのにも関わらず、毎日SPF50を使用するのは、強すぎて、かえって肌荒れの原因になります。

「SPFが高い」=日焼け止め効果が高い ではなく肌荒れの原因になることを理解して、屋外レジャーやマリンスポーツをする方に限り、SPF20程度のものとSPF50のものを2個持ちする必要があることを知っていただければと思います。

何事にも適性があります。それ以前に本質があります。化粧品選びにおいて大切なのは、化粧品の広告やキャッチコピーで買うのではなく、化粧品の本質を理解し、その化粧品のスペックや成分をみて判断して自分で選ぶこと、そう考えています。

そもそもSPFって何??

いままで、SPFが高いものが単純に効果が高いわけではないとお伝えしていますが、そもそもSPFとはなんでしょうか?

SPFとは「Sun Protection Factor」の略。肌が赤くなる日やけ(サンバーン)の原因になる、紫外線B波(UV−B)に対する防止効果を示すものです。では、これはどう計算されるのでしょうか?

SPFの計算方法について

簡単に言えば、SPFは『紫外線防御指数』となります。

日焼けが始まるのを遅らせる効果を示しており、SPF1がおよそ20分とされています。つまり、SPF数値が高いほど、日焼けをする時間を遅くする効果が期待できるということになります。

SPF30とSPF50を比較してみましょう。

SPF30:SPF30×20分=600分=10時間となります。

SPF50:SPF50×20分=1000分=16.6時間

よく考えてみて、16時間以上も日焼けをする時間を遅らせる必要はありますか?

朝8時に家を出たとしても、夜の8時には暗くなりますよね?仮にそれまでの効果が必要だとしても12時間で十分です。

一般的な私達の生活であれば10時間も日焼けを遅らせる効果があれば十分だとされており、逆に強いものは肌荒れの原因になります。

まとめ

いかがでしたか?

私はTocco化粧品の代表として、信念をもって化粧品を作っています。それをお届けすることで喜んでいただけるのは嬉しいですが、それ以前に、正しい知識を知っていただくことで、自分の「健康」や「美しさ」に直結する化粧品を、みなさんが選べることが必要だと思っています。

そうなれば、流行りやキャッチコピーに踊らされることなく、自分自身で「美しさ」を手に入れられるからです。そうなることを願っています。そこで私の考えやTocco化粧品を選んでいただけたら嬉しいです。

知らないことは怖いこと。知らず知らずのうちに、本当は肌を傷めてしまっていることがよくあります。化粧品は正しい知識のもとで選ぶことで、はじめて美肌を目指せます。皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

  1. 東川友紀恵 より:

    私は炎天下で1日5時間ほど仕事をしています
    真夏はもちろん冬雪が降る日も関係なくです
    いままで特に夏は数値の高い日焼け止めを使っていましたが間違えでしょうか?

    • Tocco化粧品 より:

      こんにちは。平山です。ご質問いただいて有難うございます。なかなか線引きが難しいですよね。お仕事内容が分からないので、うまくお答えできるかわかりませんが・・・
      日常生活は、例え強い紫外線に当たっても、水に濡れたり汗だくになることが少ないため、SPF値が30程度あれば十分と判断されています。ただ、継続的に炎天下の中で作業をされ、それが汗だくとなる可能性が高いのであれば炎天下でのレジャー(例えば炎天下でのゴルフ)などと同等になるかな?と考えられます。そうなると、数値が高いものを使用した方が良い場合があります。参考になりましたでしょうか?参考になれば嬉しいです😁

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